アーチャー異聞I

注:アーチャー異聞はSTパルスHP上の「弓絵」から派生した
彼の過去、英霊となる前のエミヤの姿の1エピソードを語るものです。
あなたのなかのエミヤ過去像を確固として持っておられる方は
気分を害される可能性がありますので見る場合はお覚悟を。
UBWの後ろについている番号が話数順です。
壊れた弓矢の次へからでもいけます。

ではお楽しみください〜。



壊れた弓矢@はただその切っ先で
己の理想を貫き続ける。
されどそれは彼自身を
突き刺し続けるが如く。
その死の瞬間まで彼を苛み続ける。
これは彼が死に至る道の途中。
ひとつの些細な話。



――――体は剣で出来ている H
――I am the bone of my sword.

血潮は鉄で 心は硝子 
A
Steel is my body, and fire is my blood.

幾たびの戦場を越えて不敗 
B
I have created over a thousand blades.

ただの一度も敗走は無く 
C
Unaware to Death.

ただの一度も理解されない 
D
Nor known to Life.

彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う 
E
I continue forging a sword while tasting pain of eternity.

故に、生涯に意味は無く。 F
It is the only method that I can do.

その体は、きっと剣で出来ていた。 
G
Therefore I execute it "unlimited blade works".