家族以上恋人未満


「・・・うー・・・」
「さくら?」
「む?どうした」
「の・・・ど・・・いたいです・・・」
「わ、ひどいこえ!・・・かぜひいちゃった?」
「どれ口をあけてみろ。
・・・ふむ。喉が腫れているな。熱も少しあるようだ。
まずはうがいと手洗いだな。凛も念のためにやっておけ」
「うん、わかった!」パタタタタタ・・・
「うーー・・・ごめ・・・んなさい・・・あーちゃーさん・・」
「ん?クク・・・。
風邪で御免も何も無いだろう。
そう思うのならばちゃんと養生をして早く元気になることだ。
私も嬉しい」
「はい・・・うがいしてきます・・・」
「終わったら体も拭いてやるから言いに来い。
その間にシーツを換えて置こう」
「・・・・え/////
い、いいですよ・・・じぶんでやりますから・・・」
「病人が遠慮をするな。桜の悪いところだぞ。
・・・仕方があるまい。そら」(抱き上げ)
「わっ・・・わわわ」
「あーちゃーうがいしてきたよーー・・・どこいくの?」
「風呂場だ。体を拭いてやる予定だ」
「やですーーーーっ!」
「・・・にひひ。
まあかぜひいちゃったしやってもらってもいいんじゃない?さくら」
「あうーー。
ねえさんひとごとだとおもってーー・・・」
「顔が赤いぞ?・・・熱が上がってきたか。
それ行くぞ」
「いってらっしゃーいさくら」
「うえーーん」