暇人


「…………おい」
「―――狗。
我に声をかける許可を出した覚えは無いぞ」
「テメエ………!」
「フン、まあ今日はよい日和だ。
特別に口をきく事を許して遣わす」
「くっ……すーはー……すーはー……
………よし、オレは大人だ。
なんでここにいやがる?」
「―――王がいる場所、それこそが国。
それこそが理由だ、狗。
所詮は畜生、高貴な者の在り様など判らぬか?」
「頭痛くなってきた………。
なんでオレの釣り場でパソコン弄ってんのかって
きいてんだよ!」
「これは異なことを。
出先でノートパソコンが無ければ
セイバーサイトの更新をチェックできんではないか。
狗、それほどのことも理解できぬとは……
哀れよな」
「ああああ……ツッコミどころが
在りすぎてどうしていいんだかわかんねぇ……!
で、おいクソ神父!
なんでテメエまでいやがる!」
「ここは元々私の釣り場だ」
「な、なんだと?
ふざけんな、ここ一週間テメエの姿を見た覚えはねえぞ!」
「お前のように日がな一日、穀を潰しているわけには
いかないのでな」
「………ぐ」
「ハハハ……愉快愉快」
「テメエも穀潰しだろうがっ!」
「一緒にするな下郎が。
我は神父に生活費をいれておる」
「な、なにぃぃ!?」
「ククク………いい様だなランサー。
もっと嘆くがいい」
「ち、ちくしょう………。
折角の再召喚だっつーのになんでこんな……」



なんとなく兄貴の柄シャツと釣りをみて
浮かんだ図。
ホロウアタラクシア楽しみですねっ!