短冊に願いを

「イリヤは短冊になんて書くんだ?」
「ひみつ」
「なんでさ?」
「そういうのは教えないって切継にきいたもん」
「どうせ笹にかける時に見るのになぁ・・・」
「シロウってば女の子の事ホントにニブチンだよね・・・。
それじゃあシロウはなんて書いたの?」
「皆が笑顔でいれますように、ってね。」
「・・・・。やーめたっ!お願い事なんて柄じゃないもん。
私は自力でかなえるんだから」
「え?願い事しないのか?・・・んじゃ
イリヤの代わりに俺が願い事かいちゃうぞ?」
「いーよ。なんて書くの?」
「イリヤとずっと仲良く一緒にいられますように、ってどうかな。」
「・・・・・・・」
「どした?」
「フンだ・・・なんでもないもん」