魔道


「協会の狩人か・・・!?
くそっ・・・見逃せ・・・。
君にもわかるだろう。事を成しえて道に至ろうと
する今。なぜ奴らの慰み者にならねばならん」
「・・・ふざけるな」
「なっ・・・・
君とて己が目的の為に魔術師を志したはず・・・!
その道の半ば、志が潰えても・・・
良いというのか!?」
「ペラペラとよく喋る・・・。もう一度言う。
ふざけるな。
協会の義をうけ事を成した以上、
それを裏切ることは許されない。
見逃せ・・・だと?
―――そんな選択肢など、無い。
義を、果たせ。」
「・・・・!!
くっ・・・こんな理不尽・・っ!」
「何が理不尽なものか。
・・・この道を志したその日から。
知っていたはずだ。私たちには・・・
こんなろくでもない終わりしか。
来ない事を・・・。
・・・もういい。
狩人・バゼット・フラガ・マクレミッツの名に於いて・・・
貴様を捕縛する」